台風でサンルームの屋根が飛んだ。
函館市住吉町にある住宅の1階ベランダ部分に設置してあるサンルーム(物干し室)の屋根が、台風の影響で飛ばされてしまったため、見てもらいたいという依頼があり、現地調査に伺いました。
このサンルームは15年ほど前に設置したもので、点検も含めて、飛ばされた屋根部分の修繕を行うことにしました。
サンルームの屋根は日射を室内に呼び込むため、透明な素材になっています。
一般的にはポリカーボネートが使われており、今回の台風の影響で飛ばされた、このポリカーボネートの屋根材に、破損はありませんでした。
飛ばされたポリカーボネートの屋根材は、家主さんご自身でガムテープで止めて補修してありました。
ガムテープだけではしっかりと止水処理ができないだけでなく、風が吹くと風圧で、また屋根に隙間ができてしまいます。
ポリカーボネートの屋根材を一度全て取り外し、緩んだり、外れたりしている「後付ビート」と呼ばれるものを、嵌めなおして、屋根材のばたつきや止水性を確保することにしました。
取り外したポリカーボネートの屋根材を一枚づつ溝に差込み、「後付ビート」を室内側から打ち込んで、屋根材を固定し、ばたつきや隙間のないように仕上げていきます。
「後付ビート」を嵌め込んでいる写真です。
これがしっかり嵌っていないと、また屋根が外れてしまいます。
「後付ビート」を室内側からしっかり嵌め込んだ後は、外部から屋根材のジョイント部にコーキングを施して止水処理を万全に行います。
コーキングは風で外れないように接着効果も期待できるため、止水処理と併せて2重の効果が得られます!
工事完了後、後付ビートがしっかり嵌め込まれているか、コーキングの状態も隙間なく施工できているか確認し工事完了です。
工事完了後にもう1度台風と大雨がきましたが、屋根は飛びませんでしたし、漏水もないということで、施工はばっちりのようです!