車路に穴が開いているので見てほしい。。。
函館市元町にある集合住宅(マンション)の駐車場に通じる車路のアスファルト陥没による原因調査と、復旧工事です。
車路に穴が開いてしまっていると連絡を受けて調査を開始しました。
当初お客様からは、「アスファルト直してもらえればいいから。」と連絡を受けましたが、アスファルトが陥没した原因を調べずに復旧しても、また陥没してしまう危険性がある旨ご説明し、調査と工事を開始しました。
調査の結果、車路に敷設してある汚水配管が悪さしていると判断したので、1日目は陥没付近のアスファルトを解体して、陥没箇所の内部を探りました。
アスファルトを撤去して内部を確認すると、アスファルト下の地盤が長い時間をかけて削れてしまっている状態でした。
汚水配管の一部から亀裂が入り、水が流れ出たことによる地盤の削れであると判断し、この日は掘った穴を砕石で埋戻し、駐車場に入る車が通行できるようにして、工事を終えました。
排水管の点検
翌日に汚水配管の状態を本格的に点検するため、前の日に埋めた砕石を撤去しました。
掘り上げた排水管をを近くで見てみると、排水管の管と管の繋ぎ目が割れて水が出ている状態でした。
この排水管の漏れが、地盤を削り、アスファルトの路面を陥没させていました。
建物から出ている汚水排水の枝管も破損していた部分があったので、悪い箇所は全て交換することにしました。
排水管の修繕が完了したら、砕石を転圧しながら敷き並べて、車路で車の荷重がかかる汚水桝の廻りをコンクリートのリングで補強した後、アスファルト舗装を敷設しました。
車路は車の荷重がかかるため、排水桝の廻りにコンクリートリングを敷設するのが正解です。
当初新築した際は、コンクリートリングを設置していなかったため、汚水桝に車の荷重が長年かかったことで、排水管が破損し、今回のアスファルト陥没に至りました。
アスファルト敷設完了!
【完成】
before
after
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