フェンスの基礎が崩れだしている。。。
函館市東山にある住宅のフェンス基礎モルタル補修工事です。
フェンスを支える基礎部分が劣化して剥落している状態でした。
お客様は、フェンス基礎は道路に面して設置してあるため、歩行者の迷惑になることを心配されていました。
基礎自体はしっかりしているので、基礎を作った時のコンクリートの上に塗る化粧用のモルタルの撤去と補修を行うことにしました。
【工事開始！】
初めに、剥落しているモルタルを剥がして、コンクリートを露出させます。モルタル自体に耐力はなく、あくまで化粧として塗り付けられているものです。
次に新しい化粧モルタルの耐久性を上げるために、露出したコンクリート部分にプライマーという接着剤を刷毛（ハケ）で塗り付けてから、モルタルを3回塗っていきます。1回目は「付け送り」と言って多めにモルタルを付けて、おおまかに完成した時の形になるよう塗り付けます。その後、角をしっかり出すためにコーナー材を入れて本成形にはいっていきます。
【完成！】
Before
After
★フェンス基礎修繕のポイント★
フェンスを支えるための基礎は、大きく分けて2種類あります。フェンスの支柱部分に既成のコンクリート石を取付けてそのコンクリート石を地中に埋めるものと、今回のように支柱のある場所に関係なく基礎を構築してその上にフェンスを取付けるものです。後者の方が耐力はありますが、修繕する際フェンス基礎を簡単に取り替えるわけにはいかないので、修繕を繰り返して耐力を維持していくしかありません。コンクリートに化粧として塗り付けるモルタルは10年から15年くらいで剥落が始まります。その剥落を放置すると、中のコンクリート部分に有害な亀裂を発生させ、コンクリートの中にある鉄筋を錆びさせてしまうとフェンス基礎の体力は著しく低下します。そうなる前にモルタルでコンクリートを被覆して、対候性をアップさせておくことが重要です。
お客さまの声
ホームページで検索して佐藤建設さんを知りました。今回工事してもらった部分は、歩道との境界に立つフェンスの基礎ですが、数年前からモルタルの剥落が始まっているなぁと気にしていました。近くに小学校があり、通学経路にあたることから、剥落したモルタルに躓いて怪我をしては困ると思い、佐藤さんに相談しました。コンクリートやモルタルの性質を詳しく教えてくださり、納得して工事を依頼できました。ありがとうございました。
建物のことでお困りのことがありましたら、お気軽にお問合せください！
