函館市柏木町にあるホリデースポーツセンター運動施設に併設してある浴場の露天風呂の柱壁の塗装改修を行いました。
露天風呂にある柱型の内部は、屋上の雨水排水縦管が通っています。
その雨水排水縦管に落ち葉が溜まったしまい、雨水が溢れ出たことで柱内の表面に結露が生じ、表面の仕上げをボロボロの状態にしてしまっていました。
ボロボロになった柱型を整形し、周囲の壁もコケが生えていたため塗装して美観を整えました。
![ボロボロの柱](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/6babd6b43ac5269866459a71fba74402.jpg)
現状の柱型はボロボロで既存の塗装を剥がして、新たに柱型を整形して塗装をすることにしました。
露天風呂は水分が常に留まる箇所なので、水分に強い材料で整形しなければなりません。
悪い部分を剥がす。
最初にボロボロになった柱型から剥がれた部分を取り除きます。
エポパテという耐水仕様の整形材を塗りこんでいきます。
![エポパテ塗り込み](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/3ed856ee0fb9f6c2dca4d0894dff68ce.jpg)
![エポパテ塗り込み](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/3393412cd39b141314920533bcc1a67c.jpg)
次に補修用の耐水パテで仕上げの整形をしていきます。
![耐水パテ塗り込み](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/cbec6edfd539cd133ea5352852838f6e.jpg)
![耐水パテ塗り込み](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/a63559b0e5252be6754f7acfc255ccfc.jpg)
![接着剤塗布](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/P1120568.jpg)
整形材が完全に乾いたら、接着材を塗りつけていきます。
接着材を塗り終わったら、珪砂(ケイサ)入りの塗料で仕上げの塗装を行います。
珪砂は砂状で、和室の壁などに使われるザラザラした素材です。
![](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/P1120576.jpg)
![隙間を隙間剤で埋める](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/a825db47f1cea836d8841dd25ec6a982.jpg)
化粧の石と壁に隙間ができていたので、その部分を隙間材で埋めてから、廻りの壁の塗装を行います。
![周りの壁の仕上げ](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/f97a3a5e1c21636e1100624fe212d8fd.jpg)
完成!
before
![ボロボロの柱](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/6babd6b43ac5269866459a71fba74402.jpg)
![ボロボロの柱](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/6babd6b43ac5269866459a71fba74402.jpg)
after
![完成](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/dc9c838609e9396323e3848d34a64ba7.jpg)
![完成](https://marusa-sato.net/wp-content/uploads/2020/09/dc9c838609e9396323e3848d34a64ba7.jpg)
常に蒸気が舞っていて、壁がふやけたり、塗料が剥げてしまっては綺麗にした意味がないので、湿気に強い補修材と水性系の塗料を用いて工事を行いました。
その場所にあった材料を使用しないで、なんでもいいからと補修を行うと、また工事をやり直さなければいけなくなります。
しっかりとした知識のもと、適した材料を選定して工事を進めていくことが長持ちすることに繋がります!
困っていることがありましたら、お気軽にご相談ください!