函館市上湯川町にある集合住宅の外壁落下修繕工事です。
この集合住宅は鉄筋コンクリート造で、外壁はモルタル塗りの後、塗装を施しています。
外壁モルタルの劣化によるひび割れから、雨水が浸入し、冬季にその雨水が凍り膨れ上がることで、モルタルを押し上げ、耐えきれなくなったモルタルの破片が落ちてきてしまっている状態でした。




外壁調査
足場を架けて外壁の調査に入ります。


外壁の浮いている箇所の確認が終わったら、明らかに落下しそうな箇所のモルタルを落として、左官補修を行います。
新たなモルタルを塗る前に接着剤を塗付して落下しないように仕上げていきます。













次に浮いている外壁モルタルをピンと接着剤で留める、アンカーピンニング工法を行います。
下の写真の材料を使用してモルタルが落下してこないように留め付けます。




掃除が終わったら、エポキシ樹脂を孔内に注入します。これが接着剤となります。





【完成】



今回工事した内容は落下しそうな外壁モルタルの修繕方法の一つです。
モルタルを全て剥ぎ取ってしまい、新しいモルタルを塗りつける工事もありますが、撤去したモルタルの処分費や撤去する際に大きな音が出るのであまりお勧めできません。
今回行った工事は、既存のモルタルを再度利用する方法なので、材料費を節約できます。
鉄筋コンクリート工事の修繕方法の一つとして代表的な工事です。
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