お問い合わせ

 0138-55-6652

函館市鍛冶町の集合住宅でバルコニー床及び天井防水塗装工事

バルコニーの天井からコンクリートが落ちてきた

函館市鍛冶町にある集合住宅のバルコニーの床と天井について防水と塗装工事を行いました。
雨が降ると上階のバルコニー床に水が溜まり、その水が排水溝から縦樋に流れることなく、バルコニーの床に浸透してしまい、下階の天井を劣化させコンクリート(モルタル)と水が落ちてくる現象が各所で起こっていました。
バルコニーの天井のコンクリート(モルタル)が落下してくる原因は、上階のバルコニー床にはいったひびに関係してきます。
そのひびから雨水が浸入し、コンクリートの中に入っている鉄筋を腐食させます。
出来立てのコンクリート内部はアルカリ性ですが、時間が経過するとアルカリ性→中性→酸性と変化します。
コンクリート内部が酸性になると中に入っている鉄筋が錆びてきてしまい、コンクリートと鉄筋の付着性が失われます。
付着性を失ったコンクリートは脆弱となり、落下してきてしまいます。
この現象を【爆裂】と呼びます。
この現象を回避するためには、第一に鉄筋が酸化しないようにすること。第二に鉄筋を保護すること。が挙げられます。
ヒビの入ったバルコニーの床
ひびの入ったバルコニー床です。
このひびから雨水が浸入し、コンクリート内部の鉄筋を腐食させています。
ヒビの入ったバルコニーの床
ヒビの入ったバルコニーの床

足場を架けて工事開始

足場をかけた現場

 

第一に鉄筋が酸化しないようにする。

鉄筋を酸化させないようにするためには、雨水がコンクリート内に浸入してくることを防ぐことが大事です。
そのためにバルコニーの床に防水を施し、雨水が浸入しないように工事をしていきます。
脆弱部分の撤去ケレン
脆弱部分の撤去ケレン
バルコニーの床に防水材を塗るための下地を作るため、床のコンクリート(モルタル)の脆弱部分の撤去ケレンを行います。
モルタルを平滑に塗る
モルタルを平滑に塗る
次に防水材をしっかり塗るために、バルコニーの床をモルタルで平滑に仕上げていきます。
平滑になったバルコニー床
バルコニーの床を平滑に補修する工事が終わりました。
次に防水工事を行います。

バルコニーの床防水に着手

バルコニーの床防水

バルコニーの床防水
バルコニーの床防水
バルコニーの床防水
バルコニーの床防水
テカテカと光沢がでているのが防水材です。
塗膜防水という品物で、3層塗り重ねて防水層の厚みを付けます。
弾性系の防水材なので、今後ひびが発生した場合に、防水材がひびに追従してくれるため、雨水の浸入の可能性が低くなります。

第二に鉄筋を保護すること。

上階のバルコニー床の防水工事が完了したことで、第一の鉄筋が酸化しないようにすることは改善されました。
次に第二の鉄筋を保護する工事に移ります。
バルコニーの天井に向かって爆裂している箇所を補修します。
腐食した鉄筋は酸性反応を示しています。よって錆が発生しているわけですが、この錆びた鉄筋をアルカリ性にする薬剤があります。
その材料を鉄筋に付与し、アルカリ性になった鉄筋をモルタルで保護する工事を行います。
アルカリ性にする薬剤の塗布
アルカリ性にする薬剤と塗布しています。
薬剤が鉄筋に浸透しなくなるまで重ねて塗り続けます。
鉄筋防錆材兼下地調整材で鉄筋を保護
鉄筋をアルカリ性にする薬剤を塗りこんだ後は、鉄筋防錆材兼下地調整材で鉄筋を保護していきます。
鉄筋防錆材兼下地調整材で鉄筋を保護
鉄筋防錆材兼下地調整材で鉄筋を保護
鉄筋防錆材兼下地調整材で鉄筋を保護

続いて水性系の塗料を塗ります。

鉄筋材にアルカリ付与を行い、それを保護した後は、水性系の塗料を塗って美観と対候性を保つ工事に移ります。
水性系の塗料塗布
水性系の塗料塗布
水性系の塗料塗布

完成!

完成

完成

 

before
ヒビの入ったバルコニーの床
after
バルコニーの床防水
before
after
完成
建物は木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造が大多数を占めます。
その建物の構造に合った施工方法で工事することが建物を長持ちさせることに繋がります。
当社は長年様々な構造体の建物に対して工事してきたノウハウがあるため、経験則から建物の構造、特性や当初新築したときからの経過年数、納まりを考慮し、適切に工事して不具合箇所を推測します。
小さなことでもお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください!

北海道函館市の新築・リフォーム・修繕のことなら株式会社 マルサ佐藤建設

TEL:0138-55-6652/FAX:0138-51-9227
営業時間:8:00~17:00
主な施工エリア:北海道、函館市、北斗市、七飯町周辺