落雪による屋根の変形が見られる。
函館市赤川町にある住宅の屋根の修繕工事です。
落雪によって屋根が変形してしまたので見てほしいと依頼があり、現地へ伺いました。
2階屋根からの落雪で、1階の屋根が下地の木材から折れ曲がった状態になって破損してしまいました。
2階の屋根には雪止めがついている状態でしたが、雪止めを乗り越えるか、氷塊となって落下することを繰り返し、1階の屋根が荷重に耐えられなくなったことで起きたと考えられます。
今回の修繕では屋根トタンを剥がし、下地木材の撤去と、新たな下地木材で補強した後、新しい屋根トタンを葺き替えた工事の様子を紹介します。
【現状】屋根破損
2階の屋根からの落雪による破損の状態です。
1階屋根の上から写した写真です。
赤矢印の箇所から屋根が折れているのが確認できます。
【工事開始!】工事に必要な仮設足場架け
屋根破損部分の内部確認
屋根トタンを剥がして屋根の下地木材の状況を確認します。
屋根を支えるための下地木材である【垂木】がほとんど折れ、強度のない屋根になってしまっていました。
新たな木材で補強!垂木間隔は規定より細かく!
屋根を支える【屋根垂木】の間隔は455㎜が一般的ですが、今後の落雪を考慮して、垂木の本数を増やし、間隔を細かくして配置しました。
これで強度が増し、落雪に強い家となります。
次は野地合板貼とトタン貼
屋根垂木の配置が終わったら、野地合板を貼り付けます。
その後アスファルトルーフィングという防水シートを野地合板の上に貼り付けていきます。
野地合板貼
アスファルトルーフィング貼り付け
最後にトタンを貼り付けて完了!
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今回の工事は1週間程度で終了しました。
保険適用の工事だったため、保険会社との書類のやり取りに多少時間がかかりましたが、無事終了することができました。