雨漏れがするので見てほしい。。。
函館市柏木町にある住宅の屋根の修繕と外壁の塗装工事の紹介です。
初めに相談を受けたのは、屋根からの雨漏れに関することでした。
屋根に登って屋根トタンの状態を確認しました。
この住宅の屋根は無落雪屋根工法といい、建物の周囲に落雪被害を出さないようにするために用いられる工法で、主要道路に面した商店街や隣地との敷地に余裕がない場所に建てられる建物に多く利用されます。
無落雪屋根工法の欠点は、雨雪水の排水を建物の中で行うため、屋根の定期点検を怠ってしまうと、屋根からの漏水が間違いなく起こるという点です。
今回の住宅は雨雪水を排水する側溝（ドブ）内のFRPという素材が劣化し、亀裂から漏水しているものでした。
排水側溝を取り替えるためには、廻りの屋根を剥がす必要があります。
廻りの屋根は新築後1回屋根塗装を行っていますが、雪をため込む無落雪屋根工法のため、トタンの裏側に錆が回ってしまっている状態でこちらもお客様と相談の上、葺き替えることになりました。
工事開始！屋根トタンを剥がしていきます。
屋根トタンを剥がして裏返してみると予想通りサビが発生していました。
排水側溝（ドブ）廻りのトタンを剥がし、新しい排水側溝を取付けます。
新しい排水側溝はトタンで作りました。
このトタンは特殊なトタンで、トタン同士を繋いでいく際に発生する隙間を特殊な溶着シートで溶接することが可能なため、止水性能に秀でています。
トタン同士のつなぎ目を溶着しているところです。
熱風がでる機械で溶着シートを溶かしながら、排水側溝トタンと溶着していきます。
排水側溝の工事が終わったら、剥がした廻りのトタンを新しいものに葺き替えます。
トタンを葺き替える前に粘着型の防水シートを敷いていきます。
屋根トタン葺き替え完了！
before
続いて外壁塗装
屋根の修繕が完了し、次は外壁の塗装です。
屋根の劣化が、葺き替えるほど進んでいない屋根は、外壁と一緒に塗装を行います。
外壁は金属のサイディングで、10年ほど前に一度塗装を行っています。
その時の塗装の成分であるシリコンが風化し、外壁に粉状になって浮き上がってきていました。
手でこすると取れてきます。この状態をチョーキングといい、この症状が出てくると塗装した方がよいという合図になります。
まずは建物の水洗いから！
外壁塗装と屋根塗装
外壁も屋根も金属系であることから、錆止め材を塗付した後、シリコン系の塗料で2度に分けて塗装していきます。
錆止め塗料（1回目）+シリコン塗料（2回目）+シリコン塗料（3回目）と合計3回の塗膜を形成させます。
各工程ごと色を変えて塗り込むため、塗り残しがあると色が変わっているため、チェックに見逃しがでません！
錆止め塗料（1回目）
シリコン塗料（2回目）
シリコン塗料（3回目）
色を変えながら塗ることで塗り残しが一目瞭然で発見でき、お客様もチェックできるくらいの明瞭さをつけています。
もし同系色の色で塗っていると、塗り残しがあっても気づかないため、結果1層しか塗られていない場所もでてくる可能性があります。
確実に塗れていることを、各工程でチェックし、品質の良いものをお客様にお届けします！
完成！
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after
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after
お客様は建物の定期的なメンテナンスについて意識が高く、今回の工事を行う10年前も屋根や外壁の塗装を行っていました。
この住宅を新築した建設会社は潰れてしまい、修繕していくうえで、信頼できる建設業者を探しておられたそうです。
屋根からの雨漏れの原因をお知らせし、修繕方法を提案するなかで、必要ない工事はやらなくてよいことをお伝えしていくなかで信頼して工事をお任せいただいたと思っております。
建物のことでお困りのことがありましたらお気軽にお問い合わせください！
