玄関タイルが剥がれて危険だ。
函館市東山にある住宅の玄関タイルが剥がれて危険なので見てほしいと依頼を受けました。
現地に伺ってみると、風除湿より外の玄関タイルが風雨による劣化で下地のモルタルとタイルの間が浮いてしまい、「カパカパ」浮いている状態でした。
タイルが剥がれている箇所は目視すれば少ないですが、タイルの浮きを調査する打診棒を使って調査してみると、風除室より外側にあるタイルの9割が浮いている状態でした。
現状をお伝えして工事に取り掛かりました。
工事の準備をしようとすると、建物裏手にある勝手口のコンクリートのタタキも劣化で崩れている状態でした。
勝手口から出入りはしないということでしたが、建物裏側の草むしりをする際必ず通るので、今回の工事ですべて直すことになりました。
こちらも手で剥がれるくらい下地とモルタルが浮いている状態でした。
浮いている箇所を壊して、下地が良い面を出した後、新しいモルタルで形を整形していきます。
勝手口のコンクリートのタタキ補修完了!
勝手口のコンクリートのタタキは、壊して、接着材を塗布してモルタルの下塗り、中塗り、仕上げ塗りと3回をモルタルが乾いた順に重ね塗りしていくため2日で完成しました。
玄関タイルの劣化部分を取り除く。
下地とタイルが接着していない部分をすべて取り除いた後、かけてしまった下地のコンクリートをモルタルで整形し、養生を行って歩行できるようにして1日目の作業を終えました。
新規のタイル貼り付け完了!
貼り終わってすぐには歩行できないため、この後養生を行い、翌日の朝、養生を撤去しに伺って工事完了しました!
今年は雪が多く、長い期間雪で覆われた箇所は、雪が溶けては凍るというサイクルで、建物の様々な箇所に影響を及ぼしていると考えられます。
雪が留まっている時間が長い床面や屋根面は特にその影響が大きな箇所になりますので、日々の点検を怠らないことが被害を大きくしない最善の策になります。
ちょっとした変化が建物に現れた場合は、遠慮せずにご連絡ください。被害が大きくなってしまってからでは工事費も嵩みます。