屋根工事に取り掛かります!
函館市花園町で行われている新築住宅の屋根工事の様子です。
建物の骨組みを4日かかって組み上げました。
今度は屋根からの雨水の浸入を抑制するため、トタンを貼る準備をしていきます!
屋根トタンを張っていく前に、ルーフィングシートを貼り付けます。
ルーフィングシートはアスファルトを溶融して生成したシートで、防水効果が高いものになります。
屋根の水下側(軒先側)から貼り重ねていきます。
シートは90cmのものを横方向に流して貼っていきますが、重ね代と呼ばれるラップ長があり、10cm貼り重ねることが標準です。
下から上へと貼り重ねることで、常に屋根の1番高いところから雨水が流れてきた際に、シートの下に水が入らないよう考慮しています。
屋根の勾配に沿って流れてくる雨水をシートの中に入れてしまっては、防水シート(アスファルトルーフィング)の意味がありませんもんね。
防水シートを敷き終わったら、屋根トタン貼りです!
今回の屋根はブラック色の0.35㎜のトタンを使用しています。
標準的な屋根トタンの厚みで、新築してから15年後に、塗装を施し、その後10年刻みで塗装を行えば、半永久的にトタンを取り替える必要はありません!
この屋根は下に雪が落ちない工法を選択しています。
雪が落ちてきてほしくない屋根の場合、ストッパールーフと呼ばれるトタンを立ち上げて、雪止め代わりにする工法が用いられます。
雪止めをつけて外観がかっこ悪くなる場合は、ストッパールーフを検討すると良いです!
建物を木材で形作った後、室内に雨が入ってしまうと、後にカビが発生したり、木材が傷んでしまいます。
通常建物を木材で組み上げた後は、1番最初に屋根にアスファルトルーフィングを敷いて、雨養生を行います。
雨ざらしになったまま建物を放置することは絶対に避けたいですよね!