函館市五稜郭町にある集合住宅の駐輪場の自転車を囲う設備の基礎部分が、その設備の屋根や柱からの錆によって汚れてしまっているので、良い改善方法がないか相談を受けました。
基礎石の部分が錆汁で赤茶色になっているのが、汚らしく見えるので改善してもらいたいということでした。
この現象は、柱の内部の鉄部が錆びてしまっているため起きるもので、基礎に塗装して色を目立たなくすることはできますが、一時的に良くなっても、柱の内部の錆処理を実施しないと、すぐに同じような錆汁で汚らしい見た目になってしまいます。
汚らしい見た目になったらまた塗装するのでは経済的ではないので、ガルバリウム鋼板で基礎を包んでしまい、錆汁がガルバリウム鋼板内で留まるように設計し、鋼板を加工して作成しました。
【工事開始】
ガルバリウム鋼板で基礎を被覆したら、最後に隙間ができないようにコーキング処理を行います。
【完成】
before
after
after
塗装で対応しても、1年も経たないうちに基礎部分が赤茶色になってしまって、費用対効果が低いと判断し、今回はガルバリウム鋼板で包んで仕上げる形にしました。
もし駐輪施設を解体して新しいものを設置することになっても、コーキングを撤去すればガルバリウム鋼板を取り外すことができるように作成しているので安心です。
将来のことも考えた修繕と言えます。
建物のことでお困りのことがありましたら、お気軽にお問い合わせください!