近隣住民からの連絡で発覚
函館市千代台町にある古民家が雪の重みで倒壊しました。
近隣住民の方から当社に連絡があり、一番近い建築屋さんということで連絡をくださいました。
市役所の住宅課に連絡をし現状を報告して、現地で打ち合わせを行った結果、早期解体を行いたい旨、依頼されました。
当社は函館市の指定解体業者であり、廃屋の解体や周辺に危険を及ぼす空き家に対して、市役所から解体の依頼を受けることになっています。
家屋は雪の重みでこんな状態になってしまいました。
近隣の建物にも破片が飛び散り被害を与えてしまっています。
家屋を解体する前に、雪を処理しなければ解体重機も中に入っていけない状態だったので雪投げからはじめました。
人力と重機を使用して雪を搬出していきます。
解体材飛散養生のため仮設養生組み
解体を行う際、建物の破片が近隣の建物に飛散しないように、倒壊した家屋の周りに単管で仮設のカーテンを作る段取りをします。
準備ができたら解体スタートです!
バックホーを使用して家屋を解体し、瓦礫を搬出していきます。
3日間かけて解体完了です!
函館市内には空き家で管理が行き届いていない住宅が沢山あります。
人口が減り、建物が余っているのです。
管理が行き届いていない住宅のほとんどが昭和56年以前に建築されたもので、耐震基準が制定されていない建物です。
雪の重みや、地震の影響で建物の倒壊はすぐに起きてしまうといっても過言ではありません。
相続しても住む人がいなかったり、古すぎて住むのが嫌だと敬遠される傾向があります。
国はリフォーム事業に対して補助金を交付し始めており、最高で300万円支給されます。
様々な規定をクリアしたものに対して交付される補助金ですが、手をかけてあげれば、暖かく、耐震性能もアップした建物に生まれ変わります。
リフォームして貸家にすることで、持ち主の利益にも繋がるので、解体する方法も一つですが、補助金が交付されるのでリフォームして再利用を検討するのも一つの案です。